明けましておめでとうございます。
恒例となりました、ティンクーバ・ディスク大賞の発表です。
本企画は TCC FUKUDA が 2007 年に購入した新譜の中から、キューバ関係のもので出来のよかった作品をピックアップし、勝手に順位をつけたものです。
今回は特別ゲストにクーバ君に参加してもらいました。

TCC: それでは、まずは第1位。
こ
れは迷い無く、ISSAC DELGADO 「 En Primera Plana 」 を挙げたいと思います。彼の作品の中では RMM
と契約していた時代の音に近く、勢いがあって内容も充実した傑作といってよい出来でした。セールスも好調だったのか、ラテン・グラミーにもノミネートさ
れ、US 内でライブも数多く行っていたようです。クーバ君の感想は?
クーバ君: イサックまさかの亡命は驚き。そしてセルヒオがプロデュース、ビクトル・マヌエルとの競演。うわーん、私のイサックが遠くに行ってしまった、と言う友人も大勢いましたよ。それにアレンジにキューバくささが感じられない。
TCC: アレンジはベースのアライン・ペレスが担っているので大きな心配はないでしょう。それより、イサックをきっかけにマイアミ在住亡命キューバ人の CD リリースが好転するならば大歓迎です。
クー
バ君:
サルサ界では自分たちのフィールドにイサックがやってきたと解釈しているのでしょうが、キューバ側としてはこれで本格的にティンバが世界に出て行けるとみ
ています。最近は日本の非キューバ系 DJ もこぞってイサックをかけているようで、痛快。キューバ万歳ということで TCC
さんのイサック第一位には文句ありません。

TCC: 続きまして第2位。
こ
れは迷いましたが、バンボレオ周辺の活躍を代表して、TANIA PANTOJA 「 Di Que Piensas
」。バンボレオは来日もしましたし、2006
年リリースの好作品が昨年後半流通したり、ラサロ・バルデスのジャズ作も素晴らしかったりと話題を集めていましたが、その中で最も良かったのはタニアのソ
ロ作でした。この作品のアレンジを手がけたヘルマン・べラスコは、ラサロ・バルデスのアレンジそのものを聴かせるスタイルとは異なり、あくまでも楽曲と
ボーカルを引き立たせるために力を注いだという仕事ぶりで、地味ながら聴けば聴くほど味わいがでる傑作に仕上げていました。
クーバ君: ライター陣が凄い。ラサロやヘルマンは勿論だけど、ピロートやアライン・ダニエル、リカルド・アマライ、そしてマノリートも楽曲を提供してるんだ。なんかバンボレオのタニアとは違った魅力が出てるね。

TCC: 2006 年リリースのバンボレオは、全体的に散漫な印象を受ける曲構成ながら強力なナンバーが幾つもある快作。当初はノミネートしていたのですが、2006 年リリースということで外しました。
参考まで、ジャケットは上に UP しました。
クーバ君: バンボレオは現在、キューバのトップ・オルケスタだということは間違いないかもね。周辺の勢いが凄い。
ミュージシャン、DJ・ダンサー、レコード会社、キューバ旅行会社からの目線で、ティンバの歴史とその魅力を明らかにする待望のトークライブ・シリーズがスタート!以前、チェベレの相川等さんと行っていた「トーク・ティンクーバ」の発展系ですが、単発ではなく毎月開催とし、様々な視点でティンバの魅力を明ら..
2025年現在timcubaのイヴェント休業中です。
コラムは随時更新していますので
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https://youtu.be/BELIZJu0ruM
2014年の過去動画ですが
六本木で思いきりダンスと音楽を味..
2/10 麻布トロピで久しぶりに
ティンクーバやります。
DJ KAZURU が昔作った
キレッキレのリミックス中心。
翌日が祝日なので
ゆっくりお楽しみいただければ幸いです
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La Tropi Azab..
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