華岡青洲の妻 へ。

友人の代打で
三階最前列。

クッション設置されたのも
モニターがあるのも
恥じねて知りました。

南座など地方公演休演で
案じられた波乃久里子が
復活して最高の芝居を見せてくれました。
新橋演舞場に間に合ってくれて良かった。

華岡青洲の妻である
大竹しのぶとの釣り合いも
良く、姑役にこれ以上ないくらい
ハマってました。

大事な息子の母親として、皆に
若く美しいと称えられる
女として、誰にも負けたくない
心情がひしひしと伝わってきました。

この舞台では
姑の死後、妹が
想い合う人がいながら
結婚に踏み切らなかったのは
嫁姑関係に自分も
身を投じて苦しむのが
怖かったから‥と
告白するところのボリュウムが
結構あって
この部分が素晴らしかった。

他人なのに始終一緒に
生きていかねばならない
嫁姑の難しさは普遍的なのかと
思うとゾッとしますね。

有吉佐和子の
「華岡青洲の妻」は
映画でもドラマでもよく
観ているのですが、今回の
キャスティング素晴らしいです。

青洲の田中哲司は
印象あっさりなところが
この物語にはうってつけ。

最後に波乃久里子観たの
三婆だったから
全然違うものを観れて嬉しいですね。

幕間はいつもの蕎麦屋で
冷やしきつね蕎麦。

この日は蕎麦屋利用が
多かったのか珍しく相席。

✤このあと再び
波乃久里子体調不良で休演
代役による千秋楽となってしまった。

DJ KAZURU