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TIM★CUBAフライヤーヒストリー

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

作家村上龍とキューバ音楽

キューバ音楽ファンの中では、
一定期間キューバ音楽に傾倒していた作家村上龍が
亡くなったことが話題となっています。

彼については、ライブ招聘やキューバ音楽を
日本に紹介したことに対する大きな感謝と、
自分の思ったようにプロデュースして音楽内容に手を突っ込み、
興味を失ったとたん捨てたところが残念という
気持ちが交錯しています。
功罪ありです。功は7割ですが。

キューバは社会主義国家なので音楽を海外に広めるには
公的機関かパトロンかという選択になりがちです。
村上龍はベストセラー作家の力と金で
パトロンとしてプロデュースしました。
しだいに自分の好みをCD化するようになっていき、
そのことで旧来のキューバ音楽ファンの支持を失っていきました。

お金を持っている人が、素晴らしい才能や、
はたまた理想の革命精神を支持することは
歴史的にもよくあることですが、行き過ぎるとそれは
植民地主義と精神的には変わらないことなのだということに
気が付かないのでしょう。
ここで僕がキューバに一度しか行かなかったことの理由のひとつが
自分でもわからなかったのですが、いま気が付きました。
通貨価値の落差を楽しむ観光客のひとりであった自分が
植民地主義者かもしれないと何か感じたことを。

村上龍は晩年、私の中で注目する人ではなくなっていきました。
それはTVカンブリア宮殿で勝ち組の経営者を称賛したからです。

ただ、それは自分が村上龍はこういう人だというイメージを
作っていただけだったのかもしれません。
彼はデビューから何も変わらず、作品のモチーフ、アイデア源として
キューバ音楽や経営者やサッカーやF1をみて、そのときに専門家に
近づく人だったのです。

僕をキューバ音楽にいざなってくれた人のひとりが亡くなって
悲しい気持ちでいっぱいですが、複雑な気持ちでもあります。

キューバ音楽を日本に「腰を据えて、本気に紹介する仕事」は
いよいよ私の企画「ティンバの歴史」になったのだと感じています。

(福田カズノブ)


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