文楽第一部「蘆屋道満大内鑑」
北千住シアター1010にて拝見。

今回イヤホンガイド借りてみましたが
床が鳴ってるときに
喋られると聴き取れないね。

有益情報ももちろんありますが
そもそも文楽は人形と床で
忙しいのでイヤホンガイドは要らないかも。

企んでる後室が
悪事を空っとぼけてる時に
人形遣いの玉助さんも
しれっとした顔になってました。

陥れられた男女の悲劇ですが
目の前で思う人に
喉をつかれ自害された
保名の狂乱はやはり見もの。

保名物狂いというと
私の大好きな映画
陽暉楼でも

「あれだけの保名を踊るお前が情の薄いこと‥」という

台詞があるように
みんな大好きな舞踊演目にもなっていて
恋人を失って狂うしか無い
男の心情を表現するところがいい
(この映画には神田祭を浚うシーンもあって、なかなか面白い)。

文楽でも舞踊仕立ての場が
とても素敵でした。

圧の強い織太夫の語りを聞くと文楽観てるーって感じになるね。

幕間は豆乳バナナジュース。

最後、葛の葉が二人ってだけでなく
奴も二人、しかも与勘平と野干平でよかんべのかんべ言ってるの笑った。

歌舞伎でも観てる演目だし
「うらみ葛の葉〜」の
辺りが印象的と思ってたけど
文楽の葛の葉は更に色んな要素が盛り込まれてて
好きだなー、と。

アフターは
来た随一のアメリカンダイナー
サニーダイナーで
アボカドバーガーと
ハートランド。

ビヨンセかかってて
急に令和に引き戻される。

DJ KAZURU