東京国際映画祭へ。

映画mishima については
石岡瑛子の展覧会へ行った時に
場内で一部を流しており
八十助時代の三津五郎出てるし
衣装はキレッキレだしで
これは観たいと思っていました。

今回の東京国際映画祭で
ようやく日本初公開。

10分でソールドアウトだったとか。
大注目作品です
奇跡的に通路側取れた!

監督が
タクシードライバーの脚本家だと当日知りました（来てた）。

タクシードライバーの
主人公は負け犬でも
知性が低い男でもなく
まさに三島由紀夫のような男だという話でした。

暗くもがくなかで栄光をつかむような
脚本を書いたとも話してました。

mishima本編は
映像が綺麗になっていることもあり
石岡瑛子イズムの美術を
堪能できます。

三津五郎さんの
八十助時代の芝居もホントいい
何とも言えない残り香があるというか。

この映画は日本人の俳優で撮っているけど
日本人が撮れない映像なんだろうな。

金閣寺
鏡子の部屋
奔馬‥
東大での対話
最後の演説。

次々に変わる
物語とも現実ともつかぬ
三島由紀夫の世界。

これをポール・シュレイダーは
作りたかったんですねえ。
40年前だもんなあ、感慨深い。

緒方拳の三島由紀夫は
とても良かったですが
個人的には八十助の吃りの青年の芝居が
ツボでした。

ジュリーと左幸子は
思ってた感じと違ったけど
とにかく観れて良かった。

客席に萬田久子と永島敏行も
来てました。

他にも映画監督や
俳優が大勢来ていたそうですが
私ホント有名人わからないのであとから知った感じです。

DJ KAZURU