神保町古書街の
コーヒー店「伯剌西爾」。
禁煙席は小部屋で
なんとも居心地がいいです。
そこで読む
車谷長吉
「赤目四十八瀧心中未遂」。
買ってすぐに読み始めたら
主人公の男の堕ちっぷりの
描写がものすごい引力で
引き込まれて
やめられなくなった。
堕ちた、というか
異世界に迷い込んだような
世界が描かれている。
でもそこは異世界でもなんでもなくて
日本のある一角・・
焼き鳥の肉を延々、アパートの一室にて
串にさす主人公。
その肉の腐敗臭と人間関係が
いっしょくたになり、飲み込まれてしまいそう!
今、コーヒー飲みながら
本を読む人なんて
この町くらいにしかいないだろうな。
私も本を読む
そして
隣席の男も読んでいる。
斜め向かいのご婦人も
読んでいた。
わたくしたちみんな
想像力でアタマが激しく
活動中ね。
(DJ KAZURU)
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