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TIM★CUBAディスク大賞2017 その1

明けましておめでとうございます。
恒例のTIM★CUBAディスク大賞2017の発表です。

昨今の音楽リリースですが完全にCDからデジタル配信に
移行してしまったようです。
もはやCDは大物アーティストが後付けでリリース
するものといった形態。

このディスク大賞も日本で発売されたCDを
対象にしていましたが、
一昨年からデジタル配信のアルバムも対象に加えました。
ところが2017年を見てみるとさらに変化は加速していて
アルバム単位ではなく楽曲1曲ごとになっているようです。

世の中は音楽に限らずデジタルとAIの技術が経済のみならず
文化のありようも変えてしまっています。
でもこの流れはもはや後戻りできません。

キューバ音楽ではどうでしょうか。
CDのリリースがないことによるディメリットは
ライナーなどのクレジット情報が欠落すること、
そのバンドの発表記録が残りにくくなることなどが
あげられますが、なかなか届かなかった新曲が
キューバ国内と同時に手に入るとすれば
メリットのほうがはるかに大きいといえます。

珠玉混合のデジタル配信の楽曲に
記録や評論を加味することができれば、
愛好者としては日本にいてダイレクトにキューバ音楽を
楽しむことができる時代が来たわけです。

(ただしこの記録と評論は、対価がともなわないので
誰も行っていないのが現状)

そんな中でのTIM★CUBAディスク大賞2017の発表です。

2017年は大物アーティストのアルバムリリースは少なく
良かったのはこのAzucar Negraのみでした。
(Klimaxの傑作は2016年にエントリー済)

リーダーのリモンタはBamboleoのラサロバルデスのような
凄腕アレンジャーではありませんが実績では、
彼を凌ぐ名作曲者であることは間違いありません。

現在のAzucar Negraの欠点はアレンジ力。
過去にCharanga Habaneraに提供した名曲「Nube Pasajera」
を「Pa’ Que Se Entere la Habana」としてほぼ同じアレンジで
アルバムにいれていますが、これが時代を越えて今も
光輝いていてディスク大賞2017としました。

彼の作品は素晴らしいので
Azucar Negraデビュー時クラスのアレンジを行える
ミュージシャンの補強を強く望んでいます。

(20180104 福田カズノブ)


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