横溝正史のミステリーが
大好きなのだけれど
映像化されたものが
素晴らしいから
さらに、好きになっている
という側面もありそうです。
「金田一耕介映像読本」
は
市川崑監督の名シリーズをはじめ
その魅力が網羅されている内容。
市川崑×石坂浩二の
「犬神家」なんて
何度も見ているわけですが
裏話満載でまた
映画を見たくなります。
横溝正史は
恋人、友人など横のつながりの
ことではなく
親子や先祖のタテの繋がりの
因縁を描いている
そこがキモ、ということが
この本でも指摘されていますが
そのとおりですね。
自分では選べなかった宿命、の
ようなものが中心に流れているから
重く、切ない。
原作の角川文庫シリーズの
表紙も見ることができますが
飾っておきたいような美しさで
コレクターがいるというのも
納得!
(DJ KAZURU)
Add A Comment