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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

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2/10 復活TIM★CUBA

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2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

女の家

日影丈吉 著
「女の家」拝読。

昭和30年代中頃の小説が
文庫復刊、澁澤龍彦にも
評価されていた作家ということで
読んでみました。

ミステリーの要素も
花柳小説の要素もあるのですが
人の心のこわさ、を
書いたものです。

ベテラン刑事の人間観察、
中年の女中のプライド、
したたかな青年の企み、
何人も妾を持つ紳士の老獪さ。

色々な角度で
ガス自殺したとおもわれる
女の人生を解き明かす話です。

「女」は半玉時代に落籍されて
以来16年囲われていたという設定ですから
そういう人が実際銀座の裏通り辺りに
住んでいても不思議はなかったのが
昭和30年代ですね。

「権妻」といって、正式な二親等として
妾を保護できたのは確か
明治3年から31年?くらいだったと
どこかで読みましたが
その制度が廃止されてもその後
50年60年くらいは、本家の妻も認める
妾の存在って結構あったということが
わかりますね。

この小説のように女と
その長男のためだけに、家を一軒
借りるだけでなく、女中を三人
住み込ませて
家庭教師もつけているとなると
支出もかなりの額になりそうですね。

令和の御代ともなりますと
だいぶ手軽に廉価に妻以外の女性と
閨を共にすることができますから
こんな手間をかける男はいないでしょう。

DJ KAZURU


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