NHKで放映中の
「佐野元春・ソングライターズ」が素晴らしいです。
《ポピュラー音楽の
ソングライターこそ
現代の詩人。
ポップソングは時代の表現であり
時代を超えたポエトリー》
という佐野氏の言葉で毎回始まるのですが
ゲストはこれまで
小田和正、さだまさし、松本隆、
スガシカオ、矢野顕子、とすごい布陣。
歌詞の創作にまつわる
様々な経験と哲学が出てきて興味深いこと
この上なしです。
番組内で、佐野氏がゲストの歌から
ひとつ選んでポエトリー・リーディングする
コーナーがあるのですが、これが単なる朗読の
粋を超えた出来で、毎回
そのクールさに感心!
ゲストも必ず
「格好いい!」 って言います。
そして
「自分で書いておきながら何だけど、コレ良い詩だね!」とも
絶対言うのです。
詩なんてものは、創作した本人が
読み上げるのが一番いいのではないかを
私は思い込んでいたのですが、佐野氏が読むと
本人よりいい、っていうか本人が読んだのでは
出てきにくい要素が醸し出され、かつ
音楽的って部分が素晴らしいです。
ゲストの話の面白さとともに
リーディングの楽しさを教えてくれる番組。
言葉って
節が付くだけで、どんどん膨らんでいく。
(DJ KAZURU)
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