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2023イヴェント休業中、各コラム更新中《TIMCUBA動画有》

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2/10 復活TIM★CUBA

17568 2/10 麻布トロピで久しぶりに ティンクーバやります。 DJ KAZURU が昔作った キレッキレのリミックス中心。 翌日が祝日なので ゆっくりお楽しみいただければ幸いです ************** La Tropi Azab..

2/1 イサックを語る

17586 下北沢ボデギータで 福田カズノブがイサックデルガードを語る マニア向けのイベントです キューバ料理もご注文いただけます ..

20年後の監督不行届

シヅカ洋菓子店のクッキーサンド
美味!

・・・

「還暦不行届」
安野モヨコ 著、拝読。

庵野秀明との新婚生活を綴った
「監督不行届」の大ファンなので
待ってました、という感じ。

結婚から20年経っても
相変わらず素っ頓狂で面白い
言動の夫とお世話係(自称)の妻の
コンビが最高です。

どこかで読んだのですが
安野モヨコは若い時から
親から経済的におんぶされていて
漫画を書くことは親を養うことでも
あったんですよね。

現在に至るまで監督以外に
頼れる人も家族もいない状態で
だから監督を一生懸命
お世話してるのかな、という気もします。

一方
監督は安野モヨコの
才能と人柄を大きく評価していて
すごく大事にしてるのが伝わります。

やはりクリエーター同士なので
素晴らしい仕事をしてきた人である
ということが、尊敬、そして
愛情になってるのかな。

監督は肉も魚も食べないし
服は着たきり雀、風呂も入らない
相当手のかかる人なんですが
すべてどうでも良くなるくらいの
クリエーターなんですねえ。

ちょっと驚いたのは
小学生の時
公園の中の動物を題材にねんど細工する
という企画
「動物ねんどコンクール」

優勝したという作品が
「ヤギとヤギの粘土細工を作る少年(自分)」
で完全に俯瞰で事象を捉えた作品に
なってるんですね。

どんなに粘土細工が上達しても
こういうものを作るに至らない人のほうが
多い気がします。

この才能で大いに活躍してほしいという
親心みたいなもので
安野モヨコも接してるんでしょう。

夫婦なんて自分のことばっかりだったら
うまくいくわけなんかないので
この人のこういうところ、素敵だから
無くさないでほしいな、という
思いやりを持てるかどうかですよね。

なんか安野モヨコの歩み寄りだけで
成り立ってる夫婦みたいに書いちゃったけど
巻末の庵野秀明インタビューを読むと
監督側からの思いやりもまた
厚いのだとわかります。

安野モヨコによる
監督が作品を生み出してはまた
次の作品に向かうことの険しさを描いた
漫画も載ってますが、これを読むと
大きなものを生み出すって
本当に本当に命を削るようなことだと
妻が理解してることが
分かるんですね。

監督が幸せ者だってことは
間違いないな。

DJ KAZURU


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