苺のジャムは自分で作るので
買うことはまずないのですが、ギャリコさんの
センスがジャムではどのように生かされているのか
知りたくて、苺とバナナのジャムを購入。
千駄木のショコラショー屋さんです。
プレーンヨーグルトに合わせて
あっという間に食べちゃいました。
今後はショコラ関係だけでなく
商品が増えそうで嬉しいです。
大人味覚を刺激して貰えそう。
・・・
「やわらかなレタス」 拝読。
作家・江國香織の食エッセイ。
どこの店の料理がどうだった、なんて
話は皆無でして、研ぎ澄まされた感覚で
氏がつかみとった食の思い出が
どれも少しの驚きを添えて書かれてました。
中でも「さすらいのウエイター」という
話がとても好きなのですが
これは氏の短編
「うんとお腹をすかせてきてね」の
元になっている実話と思われます。
短編小説に出てくるのは
しょっちゅう勤務するレストランを
変えているウエイターではなく、レストランで
過ごす恋人たちです。
オーダーした際
「それですと、かなりボリュウムが
ありますが」
と、ウエイターに言われてしまっても
「へいちゃら」な様子で食べ物とワインを
つぎつぎに身体におさめてゆくカップル。
エッセイで語られる
「私たちはたくさん食べる恋人同士だった
私にはそのことが誇らしかった」
という言葉はそのまま短編
「うんとお腹を~」のテーマです。
お気に入りの短編なので、作者の実体験と
ともに味わいなおせて楽しかった。
(DJ KAZURU)
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