東銀座
スモールワンダーランド。

鹿肉の
ハンバーガー、驚きの
ボリュウム。

お隣の
歌舞伎座では新開場
一周年となりますので
地下の木挽町広場など
記念の土産物で
溢れ返っております。

スモールワンダーランドのシェフは
歌舞伎座スタッフとの
コネクションを強めようとしているので
そのうち私にも
チケットが流れてこないかなあ、と
密かに期待。

歌舞伎といえば
三味線音楽ですが
先日
坂本龍一氏の
NHK 番組で
義太夫を引き合いに
三味線音楽とは
どういうものなのか、という
講座をやっていました。

三味線音楽とは
つかずはなれず（不付不離）が
基本であり、
三味線が奏でる音符の
間を縫っていくように
唄が入る、しかも
音程も三味線が鳴らしている音と
同じ音程では粋でないため
やや上、とか
やや下、を
狙って歌の調子を決める。
という説明がなされました。

坂本氏は
楽器が E と鳴っているときに
E♭ の声を出すということは
非常に難しい気がしますと仰ってましたが
まったくその通りだと思います。

番組内で
義太夫を披露してくださった
方の「弾き唄い」は
多くの人には
調子っぱずれ、に
聴こえたのではないでしょうか。

三味線音楽における
「粋な音」の基準がないからです。

西洋音楽に浸りきったアタマでは
ビートをしっかりと刻み、コードの
中心を貫くような正確な音程を
出すことが何よりも大切なので
あとから三味線音楽を
やっている私は
ほんとうに苦労しています。

カラオケもほとんど経験のない
自分が
今、一生懸命
弾き唄いの訓練をしています。

(DJ KAZURU)